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定期借地権付き住宅の住宅ローン借り換えが大変な理由と対策について

定期借地権について交渉する男性

銀行住宅ローンの金利が安くなってきたと小耳にはさんで、住宅ローン借り換えについていろいろ調べています。

高い金利で借りていて残債1千万円以上&返済期間10年以上ならば、借り換えするだけで数百万円単位で返済額が減らせた人もいるようです。

それならばと意気込んで、借り換え準備をすることにしました。

 

現在住宅ローンを借り入れしているのは住宅金融支援機構で、旧住宅金融公庫の時代に借り入れしました。

とりあえず残債の確認をするために、住宅金融支援機構にフリーダイヤルで電話して残債に関する資料を取り寄せました。

3日ほどで資料は到着しました。

この資料には今現在の残債金額や借入時の金利、そしてこれからの返済計画などが記載されています。

この残債資料を片手に、意気揚々と近くの地銀に乗り込みました。

 

銀行員と住宅ローン借り換えの相談

 

ちょうど借り換え先を検討している時に、その地銀からの住宅ローン借り換えの営業電話があったんです。

渡りに船ということで、アポイントを取って地銀の店舗に向かいました。

銀行の担当さんと挨拶もほどほどに、住宅ローン借り換えについて相談をし始めました。

ところが、最初から会話がつまずいてしまったんです。

というのも、うちは定期借地権付き住宅で、土地は地主さんから借りている借地なんです。

50年間の定期借地権の契約を結んで、その上に住居を経てました。

これが分かった時点で銀行さんは、「ん~」と渋い顔になってしまいました。

というのも住宅ローン借り換えの場合は、融資対象物件の土地と建物に第1順位の抵当権を設定登記するという条件があるんです。

そして定期借地権付き住宅の場合は、土地は地主のものなので第1順位の抵当権は地主の許可なしに勝手に設定することができません。

もちろん地主が第1順位の抵当権を設定させてくれることは先ずありません。

つまりは、借り換え審査において「保証・担保」の審査が通過しないということなんです。

もちろん借り換えの可能性がない訳ではないのですが、チラシに掲載されているような低金利での金利設定は適用されない可能性が高くなるということでした。

一応借り換えシミュレーションしてもらいましたが、今の返済額とほとんど変わらない内容の試算結果となりました。

まあ、体よくお引き取り頂きたいということなんでしょう。

「ひょっとしたら住宅ローンが100万円くらい安くなるかもしれない!」という淡い希望は、あっという間に打ち砕かれてしまいました。

住宅ローン借り換え交渉中の家

 

その後も他の地銀の公式サイトで「定期借地権付き住宅でも借り換え可能」という文言を見つけ、問い合わせしてみましたがこちらもイマイチの反応です。

とりあえず店舗担当者から連絡させますということでしたが、一応連絡はありましたが「定期借地権付き住宅」であることからか反応が悪いです。

そして残債状況をFAXして借り換えシミュレーションを送付してもらいましたが、またまた今の返済額と変わらない借り換えプランが届きました。

その後のフォローの連絡もありません。

という訳で、定期借地権付き住宅で住宅ローンの借り換えをするのはハードルが高いなぁ~というの実感です。

 

JAバンクとネットバンクに交渉してみる!

2つの地銀は諦めて、マイカーローンの返済実績があるJAバンクと、定期借地権付き住宅でも借り換え可能なネットバンクに仮審査を申し込むことにしました。

JAバンクも第1順位の抵当権を付けられないので住宅ローンでの借り換えは難しいと言われましたが、もう少し金利が高くなるけどフリーローンで借り換えしてみるプランを提案してもらいました。

これなら70万円くらいは返済額が減らせそうです。

ネットバンクは、ソニー銀行とイオン銀行はダメでした。

しかし、住信SBIネット銀行は一定の案件を満たせば利用できる場合があるということでした。

また楽天銀行の住宅ローンでは、抵当権設定について地主の承諾が得られない場合であっても融資の対象になる得る場合があるので相談下さいということです。

スッキリしない表現ですが、借り換えできる可能性があるかもしれないので、問い合わせしてみようと思います。

結果が分かったら、こちらでまた報告します。

 

 

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